Disclaimer : 「仮面ライダーW 」© 石ノ森プロ

注意:

日本語は私の言葉ではありません。もし、間違いがあったら、本当にすみません。良かったら、批評をしてくだい。

家族

「家族」

その言葉を聞くたびに、頭が痛くて心が苦しくなる。

僕は自分の家族の記憶がない。家族のことを何も覚えていない。だから、知りたくて知りたくてたまらない。

僕は世界の全てを検索できる。でも、「家族」のことだけが検索できない。家族がいるってどんな気持ち?うれしいのか?悲しいのか?僕は今まで分からない。

夕方、翔太郎と亜樹ちゃんがまだ仕事から帰ってこなかった。僕は事務所で独りで窓の近くに座った。

「今回の依頼はちょっと大変かな?」と思った。

外を見ると三人が見えた。お父さんとお母さんと子供。つまり、家族だ。彼らは楽しそうに事務所の前に歩いていた。

「家族か。。。」

急に心が苦しくなった。

「家族なんて興味ない」と自分に嘘をついた。でも、それはむだだ。その言葉を言えば言えるほど、心がもっと痛くなった。

そのうち、

「はあ、疲れた~!やっぱり、ペット探しはこのハードボイルドの俺には似合わない。」翔太郎が事務所に入った。

「でも、お金をもらったじゃん!」と亜樹ちゃんがうれしそうに言った。

あの二人を見て、心の痛みが消えた。なぜだろう?

「フィリップ君、どうしたの?」亜樹ちゃんが僕に近づいてきた。

翔太郎と亜樹ちゃんを心配させないように、僕は「問題いない、亜樹ちゃん。」と答えた。

翔太郎は「何かあったらすぐ言えよ、相棒!」

「ああ。でも、本当に大丈夫だよ。そんなに心配しなくていい。」翔太郎が僕の目を見た。「なら、良かった。」

あの二人のおかげで、今僕はもう大丈夫だ。

僕のことを心配してくれて、心が暖かくなった。心の痛みがどんどん消えた。

そうだ。やっと分かった。

僕は家族がいる。僕の家族は。。。

翔太郎と亜樹ちゃんだ!

~おわり~