"Sakura ga Saku koro ni"

A/N: This is actually my first ever story in japanese! It's so simply written and I think I'm just not half as good as when writing in english! I can upload a romaji and translated version upon request. Enjoy! ^^


「桜が咲く頃に」
桜が雪のように舞い落ちる季節の頃。彼らはまた回り逢えた。

「千尋!早くして!こっち、先に行くよ~!」
「え~!?ちょっと、葉月、佳奈美、待ってよ!!」
一人の少女が学校の校舎内から、二人の友人にそう言い、急ぎながら校門の外に立っている二人に駆け出した。
「ご~めん!靴が、、、!」
「ったく~。千尋ってドジだから、、、」
少女は照れくさそうに手を頭に当てた。
「ごめん、ごめん。」
その少女の名は、荻野千尋。少しおてんばで、元気で明るい14歳の女の子。今年の春でジブリ学園新学生。そして以前、十歳の時、神隠しされたことがある。
神社へ行く道を歩いているうちに、千尋はため息をついた。もうあれから四年。あれ以来、異界と湯屋の人々とまったく会っていなかった。ハクにも。
「何~ため息ついてるの、恋する乙女みたいに?」葉月がいきなり千尋を背後から軽く押した。
「あぁ~。も・し・か・し・て、、、」傍らから佳奈美が意地悪っぽく言う。
千尋は頬を染めた。「な、何よ、いきなり!?別に、なにも、、、」
思わず、思いっきり否定した。二人の友人たちはニャーニャーし始めた。
「な~に。そんなに否定しなくても、みえるもん!」
「ねぇね。どんな子?タイプは?どこの学校?」
「いつ会ったの?」
「ねー、教えて!!!」二人が同時に、目を光らせながら、言い出した。
聞かれて、ものすっごく、困る。
「だから、何もないって!ほら、着いたわよ!」話題をそらすとにそう言う。確かに、鎌倉八幡宮の神社に、いつの間にか、着いていた。
季節は春。道に沿う桜の木々や、御神木は花で芽吹いていた。
「わぁー。綺麗ー!」
「やっぱり、春は一番よね!あっ、ほら、恋の季節もあるし、、、」
また始まった。「もういいから、行こう!!」
二人を引きずるように、真っ赤な鳥居を潜った。しかし、何かが目を引っかかった。
(えっ!?)
何だ。ただのネズミか。でも、たった一瞬だけ、何か丸くて黒い物をみたような、、、ススワタリのような、、、
千尋は肩をすくめた。まさか。今は真昼だし、もはやあの者たちに会うわけもない。
「気のせいか。」と呟く。
「千尋ー!早くして!」
名前が呼ばれて、「はーい!」と返事をして、また歩き出した。しかし、背後から誰かに見られているような感覚は消えなかった。
葉月と佳奈美に追い着いたら、彼女たちは他愛のない話をしていた。
「や~だ、何コレ!?初詣でじゃないのに、何でこんなに人がいるのよ!?」葉月が文句を言う。
「しょうがないでしょ、有名な神社だから。あぁ~、何を願おっかな?迷っちゃう!」佳奈美がそう言うと、願いを数え始めた。「えーと、、、」
今度は誰がドジなのよ。千尋はまたため息をついて、並び始める。とにかく、あの二人を今ほっといて、自分の願い事を願うとするか。
自分の番が来たら、千尋は小銭を投げ、鐘を鳴らし、手を三回たたいた。
(今年の中一、無事に過ごせますように、、、)
「千尋?」
背後から誰かが彼女を呼んだ。男の声だ。
振り返り見ると、一人の少年が立っていた。はかま姿で、髪を長く、高く結っていた。でも、間違えない。あの人だった。
軽い風が吹き、桜の花びらを二人の上に雨のように降らせた。
千尋の目が開いた。「ハ、、、ク?」
少年は頷いた。嬉しさと、思いがけない切なさが心の中にこみ上げてきた。涙が止められないほど溢れ出た。
「ハク!」彼女は叫び、ハクの腕に飛び掛った。
「千尋、、、」彼はささやく。千尋をギュッと抱きしめた。

少し離れた所で、葉月と佳奈美が、抱きし合う二人を見ていた。
「やっぱりね。」葉月が呟く。
「うん。でも、お似合いよね~」答える佳奈美。
「そうだね。」
そして二人の少女たちは、四年ぶりの千尋とハクの再会を、静かに見送った。
桜が気高く花を咲かして、その花びらが雪のように舞い落ちる季節。二人は再び回り逢えた。


Well? How did it go? I know it wasn't great, but I just had write in japanese! Please tell what you think of it and if you want a romaji/translated version, please say so! ^^