Episode 9 Letting in
Spoilers : S1#9(高度3万フィートの密室殺人/Unfriendly Skies), S4#3(喪失 傷だらけの屍/Homebodies), S7#17(青春のあやまち/Fallen Idols)
AN : サラがなぜ、レイプ事件にも感情的になることがあるのか?私の中での設定です。
Chapter 2 Shampoo(2)
彼女がはぎ取った下着だけ穿き直してベッドに戻ったとき、ふとグリッソムはサラが手首をさすっているのに気付いた。
すぐに彼はハッとして、その腕を掴んだ。
「大丈夫か?痛かったか?」
サラは自分の両手首を見て、その赤みに、軽く苦笑した。
「すこし痣になるかもだけど・・・大丈夫」
「すまない」
深刻そうに謝るグリッソムに、サラは笑った。
「大丈夫よ。長袖でまだ誤魔化せる季節だし。こっちは」
サラは左手を振って見せた。
「時計嵌めれば、多分、分からないわよ」
グリッソムはサラの手首の赤い跡を、じっくりと見た。
「そんな、つもりは・・・」
苦しそうに言ってから、グリッソムはその跡にそっと口づけた。
サラはくすぐったそうに手を引いた。
「大丈夫だから」
しかし、彼の顔を見て、サラは笑顔を引っ込めた。
「なに?どうしたの?」
グリッソムは彼女の両手首をじっと見ていた。
サラは思わず手をカバーの下に隠そうとした。
それをグリッソムが強く掴んで引き止めた。
「ギルバート?」
サラが彼の顔を覗き込む。彼女はグリッソムが唇を噛んでいることに気付いた。
「どうしたの?大丈夫?」
顔を上げたグリッソムの瞳の暗い色に、サラは思わず息を飲んだ。
「あの・・・、これくらい、大丈夫よ。ホント。折れたわけじゃないし」
「折られたことがあるのか?」
反射的に聞き返してしまってから、グリッソムはしまったと口を閉じた。
サラは首を傾けた。
「父に?あー・・・左手なら、あったかも。利き腕じゃなくて良かったと思ったことがあるような」
「違う」
サラはグリッソムのイラついた口調に、ますます首を傾げた。
「どういう意味?」
怪訝そうに眉を寄せる。
グリッソムは再び唇を噛んだ。
本当のことを言えば、今日、彼女の手首を強く押さえつけたままの行為を続けたのは、わざとだった。
彼女の反応を、確かめたかった。
彼女がどこかで、拒否反応を示すのではないかと、恐れながら、進めていた。
しかしその兆候はなく、いつの間にか理性は吹き飛んで、ただその行為に没頭した。
彼女の赤い手首を見て、自分が何を試そうとしたのか、改めて怖ろしくなったのだ。
もし、本当に彼女にその体験があったなら、それは、あまりに残酷な試練ではなかっただろうか?
グリッソムは思わず髪をかき乱した。
「ギルバート?」
サラの優しい声に我に返る。
グリッソムは再び、彼女の手首を取った。
「痛くないか?」
「痛みはない」
サラはそっと、彼の腕に別の手を乗せた。
「ねえ、何が聞きたかったの?」
サラは真っ直ぐグリッソムの目を見つめて言った。
グリッソムは思わず目を反らした。
サラが怒ったような溜め息をつくのを聞いて、グリッソムは重い口を開いた。
「他の男に・・・その・・・折られたことが」
「ないけど」
短く答え、サラは不審そうにグリッソムを見つめた。
彼はチラチラとサラの方を見ては、視線を落としていた。
「なんで、そう思ったの?」
サラの問いに、一度目を上げたグリッソムだったが、やはりすぐに視線を逸らした。
サラは両腕を組んだ。
「何を考えてるか、あたしに言うつもりはないわけ?」
グリッソムは深く息を吐いた。
「君が・・・君は・・・その・・・」
グリッソムの言葉は要領を得ない。サラは舌打ちをした。
「それで、また勝手に私の医療記録でも取り寄せて調べるわけ?」
グリッソムはハッとして頭を上げた。
「あ、いや・・・あれは・・・すまなかった」
「反省してるなら、繰り返さないで」
サラの強い口調に、グリッソムは項垂れた。
彼女の言うとおりだ。
それでもしばらく、グリッソムは躊躇った。
「あたしが・・・あたし自身も、男からDVを受けたことがあると・・・思ってるの?」
彼女なりに、彼の言動を推察したのだろう。サラはそう言って、グリッソムの顔を覗き込んだ。
グリッソムは弾かれたように顔を上げた。
・・・その可能性は考えたことが全くなかった。
恐れで目を見開いて、グリッソムはサラを見た。
「あるのか?」
ほとんど吐息のような声に、サラは僅かに戸惑ったようだったが、すぐに首を強く横に振った。
「無いわ」
男運はずっと悪かったけど、そこまで酷くはない、と言いかけて、サラはやめた。
グリッソムは僅かに安堵したように息を吐いた。
「じゃ、なに?」
しかし間を置かずにサラは尋ねた。
彼に逃れるチャンスを与えるつもりは全くないようだった。
グリッソムは、彼女が逆に全く思い当たらない様子であることに、希望を見いだしていた。
深々と深呼吸をして、ようやく口を開いた。
「君は・・・その、DV以外にも、強く反応する事件があるし・・・護身術を、習っているから・・・その・・・君も、過去に・・・」
それ以上は、彼は口に出来なかった。どうしても、その言葉を口に出来なかった。
仕事でなら、いくらでも口に乗せている言葉なのに。
数秒考え込んだサラだが、すぐにハッとして目を見開き、口をあんぐり開けた。
「あたしがレイプされたことがあると思ってるの?」
グリッソムは思わずサラを見た。
息を飲み込んで、サラを凝視するグリッソムを、彼女もまた、数秒間凝視した。
「ないのか・・・?」
長い沈黙の後で、ようやく、グリッソムは絞り出すように尋ねた。
サラは二度瞬き、答えないまま、彼から顔を逸らした。
ベッドの上で膝を寄せて抱えると、そこに顎を乗せた。
その姿勢は、悪いサインだ。子供の頃のつらい話をするとき、いつも彼女はその体勢になった。
グリッソムは先ほど感じた希望が小さくしぼんでいくのを感じた。
しまった・・・やはり・・・
胸が強く締め付けられた。
「サラ・・・」
呼びかけたものの、彼女の肩に触れていいか迷い、グリッソムは上げた腕をいったん下ろした。
「それ、いつからそう思ってた?」
サラはくぐもった声で聞いてきた。
「何度か・・・そういう事件に、君が強く・・・感情的に、引きずられてしまうのをみて・・・」
「じゃあもう何年も疑ってたの?」
「強盗に入られて、両親はクローゼットに押し込められて・・・暴行された少女の事件を、覚えているか?」
サラは一瞬黙った。
「ええ」
「面通しで、犯人を認識したのに、結局怖くて名指し出来なかった」
「で、釈放された犯人に殺された。覚えてる」
その犯人は、結局拳銃から足が着いて逮捕出来たが、それはもう、「時遅し」だった。
「あの時・・・車の中で泣いている君を見て・・・」
グリッソムは溜め息をついた。
彼女は、彼に見られていると、周りの警官達にも見られていると知りながら、こぼれ落ちる涙を隠さないで泣いていた。車の中から、現場を見る瞳は、絶望的に昏かった。
グリッソムにも辛い事件だった。だが何より辛かったのは、あんなに虚ろな彼女の目を見てしまったことだった。
あの時、彼はほとんど確信したようなものだった。
むしろこれまでの交際で、はっきりと彼女にその兆候が見られなかったことが、不思議でさえあった。
サラの大きな溜め息が聞こえて、グリッソムは顔を上げた。
「サラ・・・」
グリッソムは恐る恐る、サラの肩に手を置いた。
サラは僅かに反応したが、それを払いのけるようなことはなかった。
グリッソムは彼女を抱き寄せようか迷い、結局そのまま、肩に置いた手で、彼女の肩を小さく撫でるしか出来なかった。
長い長い沈黙の後で、サラは深々と溜め息をついた。
それから、振り向いてグリッソムを真っ直ぐに見た。
「あたしは、レイプされたことはない」
グリッソムは息を飲んだ。
サラはふと、自虐的に笑った。
「父にもされてない」
「サラ」
思わず、グリッソムは彼女を遮った。
「それは・・・分かってる」
サラは肩をすくめた。
「そうよね。あの医療記録を見たなら、知ってるわよね。はっきりそう書いてあるはずだから」
グリッソムは彼女をうかがい見た。
「そういう検査をされたのは分かっていたし、ソーシャルワーカーが、刑事に向かって、『性的虐待の痕はない』って言ってたのは、はっきり覚えてる」
もう我慢が出来なかった。
グリッソムはサラを引き寄せると、強く抱き締めた。
「すまなかった」
サラは抵抗しなかった。彼が彼女の頭をかき抱いて、髪に顔を押しつけるのを、されるがままになっていた。
彼の胸に抱かれたまま、サラはしばらく彼の心臓の音を聞いていた。
その鼓動が落ち着くのを待ってだろうか、やがて、サラは小さく話し始めた。
「大学の時、寮にいたって言ってたわよね」
「・・・ああ」
突然の質問に驚きながら、グリッソムは答えた。
「ルームメイトはいた?」
「いた」
「仲良かった?」
「・・・そうでもない」
サラはなぜか笑った。
「でしょうね」
ふぅっと息を吐いて、サラは話を続けた。
「あたしはルームメイトと仲良かった」
その話がどこへ行こうとしているのか、グリッソムにはすぐに予想が付いた。
「・・・名前は?」
「カレン」
サラは目を閉じた。
「オクラホマ出身だけど、そういう、牧歌的なイメージの子じゃなくて、イケイケな子だった」
小さく笑って、それからサラは肩をすくめながらグリッソムを見上げた。
「悪いこと、たくさん教わったわ」
グリッソムは片方の眉を上げたが、コメントは控えた。
「タバコも彼女影響で吸い始めたし」
「吸ってたのか?」
驚いてグリッソムは聞き返していた。
サラは多少気まずそうに笑った。
「ええ・・・ベガスに来るときに、せっかくだからやめようかなって」
「じゃあ・・・あの頃は、吸ってた?」
「しんどいときはね」
『何が』しんどい時かは、グリッソムは尋ねなかった。
「お酒も・・・とにかく、彼女といろいろ遊んだ。専攻も一緒で、勉強も張り合った。将来は二人で研究所を設立しようかとか、そんな話もしたわ」
サラは笑みを消した。遠い目をした。
「生まれて初めての、友達だった」
彼女の語る「過去形」に、グリッソムの胸は痛んだ。
「親友だった。何でも話した。男の子のこと、教授の悪口・・・ああ、幸いにも、男の趣味は全く違ってたから、そこで揉めることはなかったわ」
サラは小さく笑った。グリッソムも笑いを合わせた。
「両親のことは言わなかったけど、施設や里親の元にいたことは話した。それ以上は、聞かないでいてくれた」
グリッソムは優しく彼女の髪を撫で始めた。
サラは少し息をついた。頭を整理するかのように、数分、黙り込んだ。
「ケン・フラーと付き合い始めたとき、カレンはあたしを止めたわ。あいつは軽薄な男だから絶対やめとけって」
その名前に、グリッソムは若干眉を潜めた。
マイル・ハイ・クラブ事件。
「その名前は・・・あまり聞きたくないな」
思わずグリッソムは呟いていた。
サラはクスクスと笑った。
「でもあたしは気にしなかった。学校の人気者だったし、優しかったし、ハンサムだった。口説かれて、有頂天だった」
グリッソムは頬を膨らませて、それをサラの頬に押しつけた。
「もう聞きたくない」
サラはまた笑った。
「別れた後で・・・カレンが教えてくれた。あたしはトロフィーだったって」
「トロフィー?」
「・・・誰が口説き落とせるか」
グリッソムは言葉を飲み込んだ。
一部の男子学生達が、そういう「賭け」をすることがあるというのは、知ってはいる。仕事上でも、そういうことでトラブルになった学生達や、傷付いた女性達を少なからず見てきた。
見るからに男性馴れしていない彼女は、きっと格好の餌食だったのだろう。
いたたまれなくて、グリッソムは彼女を抱き締める腕に力を込めた。
「でも、あたし別に後悔してない。彼は優しかったし・・・ずっと紳士だった。無理強いしたことは何一つ無かった。全部あたしが、決めて、受け入れたことだったの」
サラの声は淡々としていた。
「彼に恋した。・・・少なくとも、その時の私はそう思ってた。カレンに言わせれば、恋に恋してたってことらしいけど。でも、彼が初めてで良かったと思ってるし」
「初めて!?」
グリッソムは思わず体を起こした。
サラは一瞬、しまったという顔をした。
「まさか・・・飛行機が初めてじゃ」
「なわけないでしょ!」
思わずサラは目を吊り上げてグリッソムを睨んだ。
「あれは、付き合って数ヶ月してからよ。春休みで、旅行に行こうって。・・・マイアミに行くってことで、羽目を外しすぎたの」
「あそこは・・・そんな学生で溢れている」
「それ以上馬鹿なことはしなかったから、大丈夫」
グリッソムはまだ少し不満そうにしながらも、もう一度ヘッドボードに寄り掛かってサラを抱き寄せた。
サラは大人しく身体を預けた。
「三年の春だった」
彼女の声色が低くなって、グリッソムは軽く目を閉じた。
「バイトのシフトが長引いて、寮に戻ったとき、もう深夜零時を過ぎてた。ドアを開けようとして、鍵がかかって無くて・・・嫌な予感がした」
サラは静かに長く息を吸い、そして吐き出した。
「床に倒れているカレンを見て、何があったかすぐに分かった」
掠れるような声に変わった。グリッソムはサラの髪をゆっくり撫でた。
「救急車を呼んで、警察も呼んだけど、カレンは何も言わなかった」
サラは静かに首を振り、俯いた。
「彼女に、何度も犯人が誰か言うように頼んだけど、ダメだった。彼女をカウンセリングやセラピーにも行かせた。どれもうまく運ばなかった」
グリッソムはサラの腕を静かに撫でた。
「半年後、カレンは結局、大学を辞めて実家に帰った」
サラはグリッソムの胸に顔を埋めた。
「卒業式の後で、彼女の両親から私に電話があったの。卒業を彼女が祝ってくれるかと思った」
彼女の声が潤んだ。
「ちょうど卒業式の時間に、彼女は拳銃で自殺したの」
グリッソムは奥歯を噛みしめた。
・・・それで説明は付く。どこかホッとしながら、しかし一方で彼女が初めて持った友人の身に起きた悲劇に、胸が痛んだ。
グリッソムはしばらく、肩を震わせる彼女の肩を静かに撫でていた。
「・・・犯人は、分かったのか?」
サラは彼の胸で首を振った。
「いいえ。分からずじまい。彼女の遺書はあったけど、ただ一言、やっぱり立ち直れない、ってそれだけ」
彼のシャツをサラが握りしめるのを、グリッソムはそっと拳の上に手を重ねた。
しばらく沈黙が流れた。
サラが何度か呼吸を整えるように深く息をして、それから静かに呟いた。
「グリッソム」
「なんだ?」
呼び名に、グリッソムは気付かないフリをした。
「レイプも・・・暴力だわ」
「・・・ああ」
「人の一番深いところを傷付ける」
魂の殺人とも言われる犯罪だ。サラの言葉は真を捉えていた。
「私は、暴力が嫌い。・・・怖い」
グリッソムはもう一度強くサラを抱き寄せた。
「・・・ただ、それだけ」
「・・・分かった」
囁いて、グリッソムはサラの額に唇を押し当てた。
「・・・分かった」
繰り返して囁きながら、グリッソムは彼女の身体をゆっくり横たえた。
「もう、眠ろう」
サラは彼にすがりつくようにして抱きつきながら、静かに瞼を閉じた。
グリッソムはヘザーの言葉を脳裏に思い返していた。
彼女は、犯人への怒りがあるか、それとも被害者へ同情的か、共感的かと尋ねていた。
長年彼女を見てきた彼には断言出来た。DV事件では、サラはいつだって、被害者に共感的だ。児童虐待の事件では、犯人への強い怒り。そして強姦事件の類では、同情的だった。
その違いに、ようやく彼は気付いた。
長く深い溜め息が彼の口から漏れた。
ふと、彼女が身動ぎするのを感じて、グリッソムは目を開いた。
「ケンとどうなったか、知りたい?」
彼女の口調は急に現実的で、からかいを帯びていた。
「・・・君から振ったと言ってくれ」
むっすりとグリッソムは答えた。
サラは掠れた声で笑った。
「私から振ったわ。ベッドで他の女の下着を手渡されちゃね」
グリッソムは思わず半身を起こした。
サラは片目を開けていた。
「男運は悪かったって言ったでしょ」
なんと言っていいか分からず、グリッソムは曖昧に笑うしかなかった。
それから、ふと彼女の髪をかき上げながら尋ねた。
「今は?」
「ん?」
瞼を下ろし掛けていたサラは、もう一度目を開いて聞き返した。
「今、男運は?」
サラはグリッソムの髭を指でそっとなぞった。
「さあ・・・」
「サラ?」
グリッソムは眉をひそめた。
「だって、こっちの気持ちを知ってて思わせぶりなことをしながら、五年も拒絶し続ける男なんて、男運がいいとは言いがたいでしょ?」
グリッソムは絶句した。
反論の余地がない。
彼は項垂れた。
サラはクスリと笑った。
「あなたを強請(ゆす)るネタがたくさんあって、あたし結構楽しい」
グリッソムはサラを睨み付けた。
笑いながら、サラは彼の口の端に口づけた。
「おやすみ、ギルバート」
そしてくるりと背を向けると、カバーの中に潜り込んだ。
「おやすみ、ハニー」
グリッソムも、渋々カバーの中に入った。
しばらく仰向けで静かにしていたグリッソムだが、ふと、気になって声をかけた。
「サラ、シャンプー・・・」
「勝手に使わないで」
すげなく言われ、グリッソムは溜め息をついた。
「はい」
ややふて腐れたように言い、グリッソムは目を閉じた。
サラがちらりと微笑んだことには、気付かなかった。
TBC.
AN2 : 数多くのファンフィクで、サラは過去にレイプされた経験があったり、もっと凄いのだとそれが実父だったり、という設定が描かれていますが、私はそこまで、サラに背負わせることは出来ませんでした。両親のことと、そしてナタリーだけで、もう十二分に過酷だと思うのです・・・(まあ、里親の件で少しトラウマ増やしちゃってはいますが;)
でも、サラがレイプ事件できつそうにしていることが多いのも事実。。。ということで、自分なりに考えた裏付け設定です。
次以降のチャプターはかなり軽め、というか完全にHumorです。
